レポート:韓国を拠点に活躍する「Feeldog:필독/오광석(ex.BIGSTAR)&Jinwoon:정진운(2AM)」による日本初の個展「強迫観念:ターニングポイント(강박 : 터닝포인트)」を西麻布・WALL_alternativeで2月8日まで開催中!

2025年1月15日から2月8日まで、東京・西麻布にあるオルタナティブ・スペース「WALL_alternative」で、アートユニット「Feeldog:필독/오광석&Jinwoon:정진운」による展覧会「強迫観念:ターニングポイント(강박 : 터닝포인트)」が開催されています。

展示内容としては、元気になれる芸術作品が多かったと思います。作者のFeeldog:필독/오광석さんもJinwoon:정진운さんも、ポジティブに作品を制作しており、作品の説明も数点受けましたが、今を元気に生きるというメッセージは伝わってきたと思います。作品についても、約30点のうち、約20点が今回の展示会のために作られた作品で、Feeldog:필독/오광석さんとJinwoon:정진운さんの合作の作品があるのですが、Feeldog:필독/오광석さんのペインターとしての才能と、jinwoon:정진운さんのカメラでの構図は、天性の才能だと感じました。

また、ペインターのFeeldog:필독/오광석さんの新作を見させて頂きましたが、普通に見ると何てことはないタンポポのイラストですが、タンポポの花の可憐さや、タンポポには根を深く張り、生命力が素晴らしいと話していました。また、天使のイラストが数点ありましたが、一つはオレンジをバックにしたもので、「水性で描かれたのですか?」と聞くと、「エアブラシで描いています。」と、Feeldog:필독/오광석さんは、ペインターと言っても、自分の表現したいものを表現するためなら、道具も色々使われているという印象でした。駆け足で見たので、Feeldog:필독/오광석さんのはこんな感じですが、どれも、メッセージ性が強く、色彩も明るく、見ていて心が癒されるようでした。

フォトグラファーのJinwoon:정진운さんは、今回の作品のために、シアトルに飛び、撮影を行って来たそうです。カメラが高画素だったので、「Sumsungのデジタルカメラですか?」と聞いたら、「PENTAXです。」と答え、PENTAXでもフィルムカメラを好んで使っているそうです。フィルムカメラの暖かさが、作品にも宿っている事や、構図が教科書に載っても良いくらい、とてもいい構図で、才能が溢れるとはこういう事を言うのかと思いました。

冒頭にも書きましたが、Feeldog:필독/오광석さんとJinwoon:정진운さんのペインターとフォトグラファーの合作も、多分、見ただけだと分からないかもしれませんが、作品の意味を聞くと、「なるほど、そういう意味が含まれているのか。」と作品の奥行の深さを実感できるかも知れません。

二人の作品を共通して言うと、「元気を貰える。」だと思います。日本の作品はどちらかと言うと、暗い色の作品が多い印象がありますが、二人の作品は原色を際立たせていると思います。色の鮮やかさや、色の柔らかさを感じて欲しいと思います。現に、展示の説明を聞いた後も、テンションが高く、ハイタッチをしている姿を見て、期待の二人だと感じました。

展示会は2月8日までやっていますが、1月15日のイベントは終了しましたが、1月18日にトークセッション・ガイドツアー・Drawing performanceが行われる予定なので、時間が合う場合は、是非行くことをお勧めします。Feeldog:필독/오광석さんとJinwoon:정진운さんの作品への情熱を是非、本人たちの口から聞いて欲しいと思います。

ちなみにWALL_alternativeは夜しかやっていないので、気を付けてください。


<展示概要>
「強迫観念:ターニングポイント(강박 : 터닝포인트)」
会期:2025年1月15日(水)-2月8日(土)
※日曜定休
時間:18:00-24:00
入場:無料・予約不要 ※15日と18日のみ事前申し込みが必要です。
http://avex.jp/wall/exhibition/452/
主催:WALL_alternative


<WALL_alternative概要>
営業時間:18:00-24:00
住所:東京都港区西麻布4-2-4 1F
Instagram:
https://instagram.com/wall_alternative
Web:
http://avex.jp/wall

Photo by Keizo Kioku
(C)Feeldog 필독/오광석 Jinwoon 정진운