2024年10月1日、東京・新宿にある新宿ピカデリーにおいて、『恋するピアニスト フジコ・ヘミング』完成披露舞台挨拶が行われました。
今回の完成披露舞台挨拶では、藤あや子さん、クリス智子さん、小松荘一良監督が登壇されました。会場には20代の方から、幅広い層の年代まで、多くの人が会場に駆けつけていました。今回は、上映の前に完成披露舞台挨拶が行われました。
藤あや子さんとフジコ・ヘミングさんとの繋がりについては、小松監督が藤さんのミュージックビデオを20年近く担当されていて、小松監督を通じて、藤さんはお会いしたそうです。
藤さんは前作の「フジコ・ヘミングの時間」の時にも舞台挨拶で登壇されたそうで、縁が深いと話していました。
藤さんは保護猫を飼おうとした時に、フジコさんから「恩返しがあるわよ」と言われたのが今の縁に繋がっていると話していました。
映画については、「フジコさんに会ったような気がする。」とクリスさんが話し、小松さんも「いつかフジコさんを撮りたい。」と思っていたら、フジコさんが「南米でも人気があるんだけど来る?」と言われて、小松監督も「はい!」と言って、出来たのが、「フジコ・ヘミングの時間」に繋がったそうです。
小松監督は、「その人、素や本音が出るようなドキュメンタリーを撮りたい。」という事で、「川の中の砂金のような輝きを取るような作業」だったのが、今回の映画だそうです。
藤さんは今回の映画は「生々しいけど、美しい。」と話し、「磨き抜かれた、艶々、キラキラ、全てが浄化されるような映画。」と話していました。
前回はワールドツアーを追うのがテーマでしたが、今回はコンサートでフジコさんの人生を込めた音が人生を豊かにしてくれるシーンを撮ったのではと話していました。
今回の作品は、フジコさんにも映像を確認して貰っていましたが、編集中に天に召されたので、小松監督もフジコさんの事を考えて、編集されたそうです。
今回の映画については、フジコさんと小松監督との関係性も見られるのではと話していました。
最後に、フォトセッションが行われ、イベントが終了しました。
『恋するピアニスト フジコ・ヘミング』
10月18日(金)新宿ピカデリーほか全国劇場にてロードショー
©2024「恋するピアニスト フジコ・ヘミング」フィルムパートナーズ