2024年10月5日、東京・虎ノ門にあるニッショーホールにおいて、大人気コンテンツ「Paradox Live」の2MAN SHOW(cozmez、1Nm8)が行われました。
今回のステージでは、cozmezより小林裕介さん、豊永利行さん、1Nm8より天月さん、北村諒さん、千葉翔也さんが出演されました。(楽曲については、文字化けの都合上、類似の表記をしておりますが、正式名称は公式サイトなどでご確認ください。)
Live冒頭にcozmezのショートストーリーが流れるとこれだけでも会場に駆け付けたファンからの熱い歓声が漏れ、興奮しすぎて、約100分間のライブステージを乗り越える事が出来るのだろうかとすら思えました。
「Two Crowns」が始まると、客席から、歓声を超えた歓声という感じで、2人のパフォーマンスもクール(ダウナー)なキャラクターではありますが、見ていた感じではテンションがガンガン上がっていく様子が見られました。「Make It」でも、静かな情熱がほとばしる感じで、盛り上がっていました。
MCでは、cozmezの二人が今日のライブの意気込みや、冒頭のショートストーリーで互いを弄りあい、2人の仲の良さを感じさせられました。次の曲では、優しくソフトに、cozmezの二人が本来持っている優しさが表現されていたのではないでしょうか。
続いて、1Nm8によるショートストーリーが流れ、冒頭に会場全員が歓声を出しましたが、ショートストーリーを隅から隅まで聞くべく、一気に静かになりましたが、ロクタの可愛らしさには思わず、歓声が漏れていた場面もありました。
1Nm8による「eDN」では、疾走感もありつつ、ラップを挟んで、三者三葉の独特のリズムや、三人の声が混じる事で出来る声色は聞いていて心地よいものでした。「EGOlution」では、エレクトロ調な曲に、澄み切った歌声が会場内に響き渡り、歌詞を楽しむのもありですが、歌声が一つの楽器のように、音に馴染んでいたと思います。
MCでは、Paradox Liveならではの掛け声(から~あげ~)や、演者と客席が近いという事で、1Nm8の3人もテンションが上がっていました。また、3人がニッショーホールに来た際のエピソードや、キャラクターのテンションの話で盛り上がっていました。
続いては、新曲の「Resonance」は語り合うように歌ったり、ラップのようだったり、POPSだったり、出来る限り多くのジャンルを詰め込んで、1Nm8の持つ歌唱力や演技力が際立つ楽曲だったと思います。
入れ替わりでcozmezが登場し、「We gotta go」、「Takin’ Over」では、cozmezならではの静かさはなく、情熱的で力強く歌い上げていました。
MCでは、cozmezはツンツンだけど、中の人はデレデレらしく、その姿を見たファンからは、歓喜の歓声が起きていました。ライブ回数については、cozmezは6回目くらいという話をして、歴史を重ねる事で、多くのドラマが生まれ、「cozmezどうなる?」とキャスト陣も思われたそうです。そして、豊永さんと小林さんも5,6年でcozmezも変わったと感慨深げでした。尽きることの無い豊永さんのトークを打ち切って、次の曲へ。
「Trust Nobody」の楽曲が流れて、豊永さんと小林さんが歌うと思いきや、1Nm8の天月さん、北村さん、千葉さんが登場。カバーとして、3人が歌い始めると、会場も思わぬカバーと言うコラボレーションには興奮を隠せていなかったと思います。会場もcozmezのカラーのペンライトで、息を飲んで見守っていました。
「SAGA」では、北村さんの舞台で長台詞を読み上げるよりも更に早いラップを披露し、千葉さんも会場の最前列からだったら、届くくらいにステージを縦横無尽に走り回り、3人だから奏でられる不協和音のようなハーモニーを見せていました。
MCでは「Trust Nobody」のカバーの話になり、キャスト陣も驚いたのでは?と言うと、客席からも歓声が起きていました。また、9日に解禁される新曲の話や、ライブ練習の日程は殆ど無かったそうですが、積極的に自主練習をした話など、仲の良さを感じさせるエピソードを披露されていました。
そして、今回のキャスト全員が出てきて、「Trust Nobody」のカバーの話や、楽曲で出てくる小林さんの「ピュ」とやるシーンをキャスト全員が行い、会場からも歓声が起きていました。また、cozmezの楽曲の楽器の豊富さの話や、楽曲にも作品の物語が練りこまれていて、歴史や改めて物語の奥深さを語っていました。
ここからは、ラストスパート。cozmezの「Where they at」では、cozmezの真骨頂、ダウナースタイルで気怠さを見せながらも、後半になるにつれて、テンションが上がっていき、力強く歌っていました。「Break Outta Here」では、1Nm8が王道と言える、邦楽スタンダードの楽曲だと言われても、疑いようのない曲をスタイリッシュに歌い上げていました。
最後に、5人が登場し、Paradox Liveと言えば、この曲という事で、「Rap Guerrilla~2MAN SHOW cozmez×1Nm8 ver~」を会場全体で盛り上がり、コールで盛り上がり、5人の普段は絶対に見せない絡むパフォーマンスを魅せ、最後にキャスト陣の名前を読み上げて、ライブが終了しました。
取材レポートですが、「Paradox Live」も年数を重ねるにつれて、コンテンツの個性や色が出て、良い形で進化していると思います。例えば、キャスト陣が話していたこととして、歌が物語になっている話について。歌は歌詞なので、物語な部分もあるのは当然ですが、「Paradox Live」の過去の楽曲から、今の楽曲までつながっていて、それらが物語になっているというのは、あるにはあると思いますが、結構珍しく、好きなアーティストが出来たけど、新曲からのみという人もいると思いますが、「Paradox Live」だと、一曲目から楽しんだ方がより楽しいという事で、「Paradox Live」が発表された時は、普通の一コンテンツと思っていましたが、正に複雑に入り組むストーリーを楽曲を通して楽しむと言うのは、新しいスタイルだと感じました。今後の展開に要注目です。
公式サイト:
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