2024年12月20日から29日まで、東京・新宿にあるこくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロにおいて、舞台「7Seeds ~春の章~」DisGOONie × Office Endless こくみん共済 coopホール/スペースゼロ提携公演が行われます。今回は、公演開始前に行った、キャスト陣への意気込みインタビューと、公演内容の一部をレポートします。
今回のインタビューでは、末黒野花役の相楽伊織さん、雪間ハル役の國島直希さん、角又万作役の山本涼介さん、新巻鷹弘役の田口涼さん、百舌役の仲田博喜さんがインタビューに応じて頂きました。
・インタビュー
<本舞台の見どころは?>
相楽:
この舞台は、田村由美先生の漫画が原作になっていて、近未来SFサバイバルストーリーということで、描かれたのは本当に今よりも20年以上前の作品ですが、凄く今とリンクしているような感じがします。隕石がぶつかるというと凄く現実味がないけど、この世界を生きると凄く現実味を感じます。みんなで本当に必死に全力でただただ生きるというのをやっています。この舞台をやっているのは私たちも皆さんに届けようとせずとも、必死にそこを生きてしまう感じの熱量だったり、スピード感だったりが見どころじゃないかなと思います。
<今回の舞台で何か得ましたか?>
相楽:
私は演出家の西田さんとは初めてご一緒させて頂きました。やっぱり演出家として凄く名のある方なので、私も本当に楽しみにしていたのですが、予想をはるかに超える、人を見て、こうやって、やっていこうという演出の付け方は、舞台のためよりも、私たちを基準に作ってくださって、本当にやりやすく作ってくださってました。細かい気遣いが凄くあって、私もやりながらいろいろアドバイスが、あったりしたのですが、それ以上に動きの中で、自分の中にこういうヒントをくれている方なので、私自身もそういうのをあまりそういうの気づけなかった部分を気づかせて頂きました。私もそこが成長したと思います。
<百舌のキャラクタービジュアルについて>
仲田:
本物なのかどうか?本物に決まっているよ!(笑)本作関係なく、全部隠していくわ(笑)キレイキレイと言われると(笑)やっぱりこだわりは単純に原作に忠実にじゃないですけど、色々秘めたキャラクターなので、その辺を顔を出すのが当たり前なビジュアルの中でも自分は目を初めて隠したいなというこだわりを思いました。ビジュアルを見ていただいた段階で、原作ファンや舞台ファン、役者ファンが見て楽しみになって頂けるようなビジュアルになるような、色々秘めて目元を隠そうとしていました。あれは、本当はもっと真っ黒だったのです。徐々に明るくなっています。目がちょっとだけ見えている拘りがあります。制作のこだわりです。劇場に来る方にもジャッジしてください。
・舞台レポート
舞台については、かなりシンプルなセットとなっており、天井につるされた白い幕が生き物のように動きます。この幕については、プロジェクションマッピングも映されますが、物語の先が読めないかのように、同じ形になる事は無いと思います。
舞台には階段型のセットが3つあり、役者陣の動きに平面だけではなく、上下にも動けるので、躍動感が高まっていたと思います。
作品については、天変地異が起きて、生き残るために何をすべきかという話から始まり、序盤はまだまだ謎に包まれている感じでした。見る方の見方が全てなので、楽しんで頂ければと思います。
<キャスト>
末黒野花:相楽伊織
雪間ハル:國島直希
角又万作:山本涼介
新草ひばり:澤田理央
鯛網ちさ:須藤茉麻
野火桃太郎:西山蓮都
甘茶藤子:藍染カレン
柳踏青:村田洋二郎
新巻鷹弘:田口涼
村上:佐藤たかみち
柴田:久保侑大
百舌:仲田博喜
ワールドパフォーマー:本間健大 書川勇輝
<スタッフ>
脚本・演出:西田大輔
主催:舞台『7SEEDS〜春の章〜』製作委員会
©田村由美/小学館/舞台『7SEEDS~春の章~』製作委員会