この度、劇団おぼんろ第26回本公演『ラルスコット・ギグの動物園』のゲネプロが2025年9月11日(木)にMixalive TOKYO 6F Theater Mixaにて実施されました。
<おぼんろ主宰・末原拓馬 開幕コメント>
劇作家なので言葉の力を念入りに念入りに信じてるけど、万能じゃないことも知ってる。だけどなんだか、僕らが芝居という盛大なるごっこ遊びで伝えようとしたことは、目には見えない何かになってどこにでも届いてしまう気がしてるのです。それは「お祈り」と呼ばれるものに近しいのかも知れないけど、盲信したいくらいには僕はその力を愛してます。
サントラを創ってくれた亡き最愛の父、今年で閉館するこの場所ーー僕らの根城であったシアターミクサ、そして春先にゲラゲラ笑ったまま俺らを幸せにしたまま死んじゃった我らが親友衣装家の永田光枝さん、そして今回の座組のスタッフキャスト、参加者のあなたにこの作品を捧げます。これらの人々がいなければこの物語は生まれなかったと確信していますし、これらの人々の笑う顔を見たいなと心から思って物語を紡ぎます。届けたいものです、キンキラキンのラブをあなたに。
<『ラルスコット・ギグの動物園』あらすじ >
「命を嫌いながら、命を集めてつくった園。」
昔々・・・はたまた未来かあるいは現在か・・・
猛獣を恐れ、管理と秩序に支配されたチノイという都市がありました。
その周りに広がる果てしない荒れ地ラガキナ
――その片隅に残酷なギグという青年がいました。彼はただ一人の親友ラルスコットと共に「人間」として認められる日を夢見て生きています。
ある日、金色のヘビが現れてささやきます。
「命を連れ、街へ行け。見世物にするのだ――」
ギグは動物たちをじょうずに説得し引き連れ、都市へと旅立ちます。
夢見ぬ現実主義のバク、争いを嫌う気弱なクマ、
レッサーパンダを装う承認欲求の強いタヌキ、
そして、彼の足元を黙ってついてくるボロ犬。
個性豊かな動物たちとともに、
ギグは命を見世物にしながら、都市の中心へとのし上がっていきます。
けれど、その背後には、
魂を喰らうという〈カラス〉の影が忍び寄っていました――。
命を憎んだ青年が、命と生きた、
ちょっと不思議で、すこしだけ怖くて悲しくて
それでもとても、綺麗であたたかい物語。
<公演概要>
【公演名】劇団おぼんろ 第26回本公演 『ラルスコット・ギグの動物園』
【公演期間】2025年9月11日(木)~9月20日(土) 全15ステージ+イベント1ステージ
【劇場】Mixalive TOKYO Theater Mixa
https://www.mixalivetokyo.com/
【脚本・演出】 末原拓馬
【出演】井俣太良(少年社中)、佐藤拓也、塩崎こうせい(五十音順)
さひがしジュンペイ、わかばやしめぐみ、高橋倫平、末原拓馬(以上、おぼんろ)
【日替わりゲスト】萩谷慧悟(7ORDER)、荒牧慶彦、泰江和明、石川凌雅、横井翔二郎、菊池修司、福圓美里、前川優希、鈴木拡樹(出演順)
【公演HP】
https://www.obonro-web.com/
【タイムテーブル】9月11日(木)18:30 ☆ 萩谷慧悟(7ORDER)
9月12日(金)18:30 ☆ 荒牧慶彦
9月13日(土)13:00 ☆ /18:00 ☆ 泰江和明
9月14日(日)13:00 ★/18:00 ★ 石川凌雅
9月15日(月・祝)13:00 ★/18:00 ★ 横井翔二郎
9月16日(火)休演日
9月17日(水)13:00 ★菊池修司 /19:00(謝肉祭)
9月18日(木)13:00 ☆ /18:30 ☆福圓美里
9月19日(金)13:00 ★/18:30 ☆(収録予定) 前川優希
9月20日(土)11:00 ☆ /15:00 ☆ 鈴木拡樹
開場は開演の45分前。受付開始は開演の1時間前。
※9月17日19:00の謝肉祭は出演者によるトークイベントになります。本編の上演はございません。佐藤拓也、日替わりゲストの出演はございません。
※9月19日は終日収録用カメラが入ります。
※本公演は☆と★の2種類の物語を上演いたします。佐藤拓也は☆のみに出演いたします。
【チケット】
◆チケット価格(全席指定) ※全て税込
プレミアム特典付きチケット:12,000円(税込)
特典:前方3列エリア指定+回替わり絵柄クリアファイル
一般チケット:8,800円(税込)
2階席チケット:4,800円(税込)
いいねチケット:投げ銭 (2階ベンチシート限定)
チケット取り扱い:ローソンチケット
<劇団おぼんろとは>
劇団おぼんろは大人のための寓話を紡ぎ出すことを特徴とし、その普遍性の高い物語と独特な舞台演出技法によって注目を集めてきた。主宰の末原拓馬の路上独り芝居に端を発し、現在は4000人近くの動員力を持つ劇団に成長。抽象舞台を巧みに用いるおぼんろは廃工場や屋形船、オリジナルの特設テントなど様々な場所でも公演を行い、どんな場所でもまるで絵本の中に潜り込んだようなエンターテインメントを紡ぎ出してきた。語り部の息遣いが聞こえ、温度さえも伝わる迫力に参加者(観客)は胸を高鳴らせ、日常を忘れて物語の世界に浸る。野外での特設テントでの上演や、サーカスパフォーマンスとの融合にも挑戦し、2023年に3階建ての特設劇場にて上演された『ゲマニョ幽霊』は海外演劇祭での招聘が決定。老若男女、国内外の観客から絶大なる人気を誇る。
<脚本・演出 末原拓馬 プロフィール>
劇作家、演出家、小説家、俳優、イラストレーター。
早稲田大学在学時、2006年劇団「おぼんろ」を旗揚げ。
「おぼんろ」は大人のための寓話を紡ぎ出すことを特徴とし、
その普遍性の高い物語と独特な舞台演出技法によって注目を集めてきた。
2021年「おぼんろ」オリジナル公演『瓶詰めの海は寝室でリュズタンの夢をうたった』を作・演出・出演。
さらに同作品の小説を講談社より出版。劇団公演は毎年実施しており、
近年は劇団だけでなく外部の舞台や朗読劇の脚本、演出など活動の幅を広げている。
他にもグッズのイラスト、小説の挿絵、舞台の衣装デザインなどアーティスト活動も行っている。
おぼんろ公式サイト:
https://www.obonro-web.com
おぼんろ公式X:
https://x.com/obonro_new
公演に関するお問い合わせ:
おぼんろ制作部 obonro.info@gmail.com
劇場に関するお問い合わせ:
https://www.mixalivetokyo.com/
主催:劇団おぼんろ/講談社/ローソンエンタテインメント/polepole