レポート:積み重ねてきた歴史とその流れを超す進化の過程!「進化!躍動!覚醒!挑戦!純情のアフィリア、新たな幕開け!」純情のアフィリア~2025 Zepp Shinjuku(TOKYO)ワンマンライブ~レポート

2025年1月5日、純情のアフィリアとしては、2025年初ライブを、女性アイドルライブの聖地となりつつあるZepp Shinjuku(TOKYO)で行われました。今回のライブには、純情のアフィリアから、葉山カナさん、寺坂ユミさん、渚カオリさん、雨森セラさん、桜田アンナさん、小宮山アサミさん、皐月ユナさんが出演されました。

時間となり、高鳴るSEとファンタジーの世界が広がるイメージビデオが今年の初ライブの期待を高めてくれます。今回のライブでは、「進化!躍動!覚醒!挑戦!純情のアフィリア、新たな幕開け!」というキャッチコピーが付いており、去年の純情のアフィリアも最高に魅力的でしたが、今年はどのような色を見せてくれるのかが楽しみです。

1曲目は、「HIBANA」。前回のツアーファイナルで初披露された曲であり、今までのアフィリアには無い、打ち上げ花火のような火花ではなく、金属と金属が高速で触れ合うような、尖った火花をデジタルのように、歯切れよく歌い上げ、ダンスもダイナミックで、一人一人が映えて生き生きしていました。

ここでMCで自己紹介と新年の挨拶をし、会場を更に温めていました。メンバーからも、純情のアフィリア史上、初のZeppワンマンという事で、メンバーもテンションが上がっている様子でした。

ここからは、アニソンパートで、「はじめてのSEASON」では、純情のアフィリアらしい、息の合ったダンスパフォーマンスに、美しいハーモニーで歌い上げていました。会場を煽っても、コール&レスポンスで更に盛り上がっていました。

「S・M・L☆」では、コミカルなダンスをしたかと思うと、S・M・Lというだけあって、ダンスもSMLで分かれている感じで、細やかに踊っていたかと思うと、身体全体でダイナミックに踊ったり、ずっと踊っていて、合間のどこで歌っているのだろうと思う位、見どころしかない曲だったと思います。

「起・承・転・結・序・破・急」では、笑顔で歌い、軽快にダンスと曲の世界観が目をつぶっても見えてくる感じでした。

「ネプテューヌ☆サガして」では可愛らしいダンスと、声色がファンシーで可愛らしく、ダンスも宝石箱を想像させるような感じで、可愛らしかったです。

「この盾に、隠れます。」では、曲そのものを歌って踊って、楽しみながら、アフィリアシリーズのダンスは息の合ったシンクロしているダンスが魅力的なんだなと痛感させられる一曲でした。

「究極アンバランス!!」では、純情のアフィリアのメンバーが縦揺れや斜めのポーズで、曲名のアンバランスを表現し、一人一人のソロパートで、純情のアフィリアは全員が主役であり、誰一人欠けても成り立たないと感じさせられました。

アニソンパートのラストは、「Embrace Blade」では、横に振り子のように揺れる振りが、心情を表現しているような感じだったり、手を相手に差し出すポーズは「あなたと一緒に」と思わせ、ファンと一緒だから駆け抜けてこれた純情のアフィリアを表現していました。

ここまで、8曲をノンストップで披露し、純情のアフィリアは世間でどのように見られているかは分かりませんが、基礎体力が高く、仮にMCのパート抜きでも、1本のワンマンのライブを完走出来る体力がありそうだと思いました。

アニソンパートについては、紐解いてはいませんが、アフィリアシリーズの頭の方であり、歌い継がれているのだと思います。

 

ここからは、第二部。「SURVIVE!!」では、7人の得意な声域でJazzのような不協和音を奏でながら、赤を基調としたライトが純情のアフィリアの情熱を表現していたと思います。

「未来が私を待っている」では、色っぽく歌い上げながら、ダンスも誰かと抱き合っているかのように踊り、魔法をかけているような、魅惑さも出ていたと思います。

「ニーハイ・エゴイスト」では、個性的な歌詞と曲のリズムが7人でパフォーマンスをしているけど、8人以上でパフォーマンスをしているかのように、動きが激しく個性的で、思わず、見入ってしまう感じでした。

「Lost In The Sky」では、力強く、今回の純情のアフィリアの楽曲の中では、珍しく青色をバックに、クールさの中に魅せる熱い情熱が魅力的でした。

場面転換では、純情のアフィリア結成秘話が流れ、会場も見入っていたようでした。

今回のライブのために作って貰ったという「新衣装」と共に、「Sing a World 〜キミがくれた魔法〜」をアフィリアの世界観と光まばゆく感じさせる歌声と、ライブを心から楽しんでいるような笑顔を魅せていました。

MCでは、今年は勝負の一年という事で、気合を入れて取り組みたいと話していました。

後半戦はこの曲から。「ヴィーナスと蒼き七つの海」では、今回はZepp Shinjuku(TOKYO)の海に純情のアフィリアが挑み、大きな掛け声で見事乗り越えていました。

「ユメノカタチ」では、メンバーが会場との一体感を楽しみ、煽りをしていたメンバーたちも客席の反応を見て、笑顔を見せていました。

「この世界に魔法なんてないよ」は正統派のアイドルソングを7人が一糸乱れぬフォーメーションでパワフルに「この世界に魔法なんてないよ」の歌詞を最後まで歌い上げ、魔法と呼べるものさと歌い上げていました。

「Like? or Love?」はちょっと大人っぽい感じのネオンサインのような色で会場が照らされ、純情のアフィリアの楽曲の中では珍しい大人っぽい曲を軽快に艶やかにポップな雰囲気で、歌とダンスを披露していました。

「それだけが、生きる意味なんだ」では、大きなテーマの曲を、純情のアフィリアのメンバーがダンスで気持ちを、歌声に魂を乗せて、今日はこれで何度目?と思う位、クライマックスと言っても良い曲が何曲も出て来て、アフィリアシリーズの歴史を感じさせられました。

「Lotus Land -桃源郷-」では、鐘が鳴る音のように、三人の声が共鳴し、今の純情のアフィリアだから見られるパフォーマンスとかも魅せ、魂の歌声を披露していました。

「スキハ無敵」はノリが良く、右に左に片足で歌舞伎の見栄を切るような豪快さも感じさせるくらいの、足取りと、とにかくパーティーソングでこれより盛り上がる曲は無いと思う位、今日のパフォーマンスも最高到達点を突破していました。

今日のライブの最後の曲は「魔法のチョコレート伝説」では、純情のアフィリアらしい甘く可愛さが700%出ていて、今までのダンスとは違い、見てても甘くて可愛いと思わせるパフォーマンスを披露していました。最後に渚さんが客席を煽り、定番のコール&レスポンスも長く愛されている曲だなと感じさせられました。

ここでお知らせで、2024年に行われていた7か月連続ライブの最後の回のBlu-rayが3月に発売が決定し、リリースイベントも行われる事が発表されました。

ライブが終わると、即座に会場からはアンコールが行われ、すぐに純情のアフィリアのメンバーが登場し、「奇跡と魔法のクロニクル」を清楚で透き通った歌声がZepp Shinjuku(TOKYO)に響き渡りました。ダンスパートも2025年一回目という事で、普段以上に気合が入っていたと思います。

オールラストは「Go My Love」。今日の最後の楽曲という事もあり、純情のアフィリアのメンバーも見えたのはとにかくはなまるの笑顔の一言。2時間近くライブをしたアイドルは大体疲れたという表情を見せますが、純情のアフィリアはみんな笑顔で完走しており、能力の高さを感じさせられました。

最後に純情のアフィリアのメンバーと客席の撮影をして、銀テープがメンバー手書きプリントという事で、ファンの人も必死に探しているようでした。

最後に、渚さんから「2025年初ライブがZepp Shinjuku(TOKYO)で良かったです。もっともっと、先輩の事を好きになるので、先輩も好きになって欲しいです。」とコメントをされ、イベントが終了しました。

しかし、終了後に、スクリーンに「純情のアフィリア 8.29 Zepp DiverCity ワンマンライブ決定!」のメッセージが流れ、イベントが終了しました。


ライターコメントですが、純情のアフィリアは「実力派アイドル」だと思います。パフォーマンスの質が良いと思います。それに、歌も生歌だと思いますが、両方こなしているアイドルは結構少ないので、アイドルのトップクラスを見たいと思ったら、「純情のアフィリア」を勧めると良いと思います。


カメラマン:黒澤奨平